エヌビディアの中国向け輸出を阻止した結果、アリババが自社AIチップを開発

ソース
Korea Economic Daily

概要

  • アリババが 自社AI半導体チップ を開発し、エヌビディアの 代替を試みている と伝えられた。
  • 中国内の ビッグテック企業 が政府の支援を受け、AI半導体の開発と自社生産を加速させていると報じられた。
  • アリババはAIとクラウド事業分野に 少なくとも530億ドルの投資 計画を発表し、関連株価と実績の上昇をもたらしたと伝えられた。

アリババ、自社開発のAIチップを公開…エヌビディアの代替を試みる

中国ビッグテック、政府支援のもとAI半導体競争が加速

メタエックス・キャンブリコンなど相次ぎ代替チップを発売・業績急伸

中国のビッグテック企業アリババが自社の人工知能(AI)半導体を開発したとする報道が出た。米政府がAIチップの対中輸出を制限したため、自社の力でAI開発に成功したとみられる。当日アリババの株価は急騰した一方、エヌビディアの株価は下落した。中国のビッグテックは米国とのAI競争で勝利するために中国政府の支援を受け、自前の技術力を急速に高めていると分析されている。

29日(現地時間)ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によれば、アリババが開発した新しいチップは従来の自社チップより汎用性が高く、より多様なAI推論作業に活用できるという。このチップは中国国内の半導体企業が製造を担当した。これまではアリババのAIチップは世界最大のファウンドリ(半導体受託生産)企業である台湾TSMCで製造されていた。

アリババは長らく米AIチップの先頭を走るエヌビディアの主要顧客の一つだった。WSJは「今やアリババや他のチップ設計会社は、エヌビディア製品の中国での販売が規制の壁に阻まれて生じた空白を埋めている」と分析した。

半導体業界では、米政府が対中輸出を禁じた米国の最先端半導体製品に匹敵するレベルのチップを中国が直ちに作るにはまだ時間がかかると見ている。

それでも中国のビッグテックはエヌビディアの半導体の代替品を着実に投入している。7月にトランプ大統領はエヌビディアのH20の対中輸出再開を許可したが、直後に中国政府は安全上の潜在的リスクを理由に当分の間当該チップを購入しないよう企業に通達したと伝えられている。

中国・上海に拠点を置くメタエックスは7月、H20の代替となり得る新型チップを公開した。このチップはH20よりもメモリが大きく一部のAI作業で性能が向上するが、消費電力はより大きい。メタエックスは27日(現地時間)に当該チップの量産準備を進めていると発表した。

北京に本拠を置くAIチップ設計会社キャンブリコン・テクノロジーズは4~6月期に爆発的な業績を記録した。AIチップのシーユアン590への堅調な受注に支えられ、売上高は2億4700万ドルを計上した。株価が急速に上昇したため、同社は28日(現地時間)に投資家に過度な楽観に注意するよう警告した。29日(現地時間)には株価が6%下落したが、時価総額は依然として870億ドルを上回っている。

アリババはこの日、AIサービス需要の急増を背景に4~6月期のクラウド売上が26%増加したと発表した。最高経営責任者(CEO)エディ・ウーはAIとクラウド事業が電子商取引とともにアリババの二つの成長エンジンの一つだと述べた。アリババはまた2月、今後3年間で少なくとも530億ドルを当該分野に投資すると発表した。

アリババが以前に開発したクラウド向けチップは大半が特定のアプリケーション向けに設計されていた。WSJは「現在テスト中の新チップはより広い範囲のAI推論作業を処理するよう設計されている」と事情を知る人物が述べたと報じた。

ニューヨーク=パク・シンヨン特派員 nyusos@hankyung.com

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