イーサリアム 'プサカ' アップグレード、年内メインネット適用計画

イーサリアム(ETH)の開発者たちは次世代アップグレード 'プサカ(Fusaka)' の楽観的な日程を確定した。順調に進めば早ければ11月、遅くとも年末までにメインネットへの適用が可能になると見られる。

11日(現地時間)、イーサリアムの主要開発者会議でプサカアップグレードのテストネット配布スケジュールが公開された。まず来る18日にブロック高を確定し、パブリックテストネット用クライアントバージョンを22日に配布する。続いて △29日 ホルスキー(Holesky) △10月13日 セポリア(Sepolia) △10月27日 フーディ(Hoodi) のテストネットの順にアップグレードを進める。

開発者たちはパブリックテストネットのアップグレード進捗を検討した後、メインネット適用時期を改めて議論することにした。順調なデバッグと分析が行われれば、11月のメインネット反映も可能だという期待が出ている。

一方、ティム・ベイコ(イーサリアム財団プロトコルコーディネーション共同チーム長)はプロトコルアップグレードプロセス文書の改訂を提案した。主な内容は △テストネット・メインネットのフォーク同時配布禁止(テストネットの複数フォークは許可) △クライアントリリースと最初のテストネットフォーク間に最低14日を確保 △テストネットフォーク間は最低10日、理想的には2週間の間隔を維持 △クライアントリリースとメインネットフォーク間は最低30日の間隔を維持、などである。