概要
- 米国の10年物国債利回りが年4%以下に低下し、これは利下げ期待と景気減速懸念により債券の買いが流入した結果だと伝えた。
- 市場ではFRBの政策金利引き下げの可能性が浮上し、長期国債の買い入れが増えていると伝えた。
- 9月の消費者物価指数(CPI)の発表結果次第で債券利回りがさらに低下する可能性があるという見通しも示されたと伝えた。
FRBの利下げ期待も債券買いを刺激
投資心理の安定に伴いテクニカルな買いも流入

米国の10年物国債利回りが再び年4%以下に低下した。米連邦政府のシャットダウン長期化で景気減速への懸念が強まり、10月末に予定されている米中央銀行(FRB)の利下げの可能性が高まったことで
債券買いが殺到した結果だ。さらに米中貿易摩擦の緩和期待も加わり、投資家はリスク資産より安全資産へ移動した。
10年物 3.98%…シャットダウン長期化で景気減速懸念
20日(現地時間)、米国の10年物国債利回りは年3.982%で2bp(1bpは0.01%ポイント)低下、
2年物は年3.459%、30年物は年4.569%となった。債券利回りは債券価格と逆に動くため、これは債券買いの強まりを意味する。
米連邦政府のシャットダウンは今週水曜日で3週目を迎える。予算案合意の失敗で連邦機関が部分的に閉鎖されており、失業手当申請件数や消費者物価指数(CPI)など主要経済指標が公表されていない。
ノーザン・トラストのケイティ・ニクソンCIOは「長期のシャットダウンは四半期のGDP成長率を鈍化させる可能性がある」とし
「ただしこれは一時的な遅れであり、その後回復が続く可能性が高い」と分析した。
市場は来週開催されるFRBの連邦公開市場委員会(FOMC)会合でFRBが政策金利を0.25%ポイント引き下げると予想している。利下げはすなわち債券利回り低下の要因だ。これにより投資家は事前に長期国債を購入して価格上昇を狙っている。
米中貿易緊張の緩和…安全資産志向を刺激
最近、市場は米中貿易対立が緩和するとの期待にも注目している。トランプ政権が予告していた中国製品への100%追加関税(11月1日施行予定)の可能性が低下すると、ドル高圧力が和らぎ、国債買いが再び流入した。
スコット・ベサント米財務長官はCNBCのある行事で「今週マレーシアでフー・リーフォン中国副首相と会談し関税の激化を阻止する」と述べ、トランプ大統領も「その程度(100%)の関税は持続不可能だ」と言及した。
債券市場では10年物利回りの4%台が心理的な抵抗線と見なされている。利回りが4%に接近するたびに機関投資家のテクニカルな買いが流入する流れが今回の下落を加速させたという分析だ。
来る25日に発表される9月の消費者物価指数(CPI)はFRBの追加利下げ幅を見極める重要指標になる見込みだ。市場コンセンサスは前年比で約3.0%前後で、予想より低ければ債券利回りがさらに低下する可能性が高いとの見方もある。
ニューヨーク=パク・シニョン特派員 nyusos@hankyung.com

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