"もう証券+コイン株"…ロビンフッド、今年だけで254%上昇 [ホットピック!海外株]

ソース
Uk Jin

概要

  • ロビンフッドが証券取引と暗号資産トークン証券ステーブルコインなどデジタル資産事業を拡大し、成長期待が高まったと伝えた。
  • 今年に入って株価が254%上昇し、アーク・インベストメントなど機関投資家も株式の買い入れを増やしたと述べた。
  • ただしPER71倍など高評価の論争が存在し、内部者売却も増えているため投資には注意が必要だと伝えた。

ミーム株から金融の主流株へ

トークン証券・ステーブルコイン事業への期待

「金のなる木お姉さん」ことキャシー・ウッドも買い入れ

写真=gguy/シャッターストック
写真=gguy/シャッターストック

かつて米国版個人投資家の『ワンピック』とされていた米国株取引アプリ企業ロビンフッドの株価が最近再び急騰している。暗号資産からトークン証券、ステーブルコインなどへデジタル資産事業を拡大し、成長期待が高まったことが要因とみられる。キャシー・ウッドが率いるアーク・インベストメントもこの株の比率を大幅に増やした。

4年5か月で11%上昇だったが…今年に入って250%の『急騰』

米国ナスダックでロビンフッドの株価は今年に入って254%跳ね上がった。先月2日から24日までの上昇幅だけでも38.63%に達する。同期間のナスダック指数の上昇率(9.05%)を大きく上回る。

ロビンフッドの株価は今年に入って急騰した。2021年7月にナスダックで新規上場(IPO)して以降、昨年12月末までの約4年5か月間の上昇率が11%に過ぎなかったのとは全くの別物だ。

"もう証券+コイン株"…ロビンフッド、今年だけで254%上昇 [ホットピック!海外株]
"もう証券+コイン株"…ロビンフッド、今年だけで254%上昇 [ホットピック!海外株]

手数料無料のモバイル株式仲介プラットフォームを掲げた同社は、上場直後から2022年7月までの1年間で株価が75%急落したこともあった。

コロナ禍の時期にゲームストップをはじめとする『ミーム株』投資ブームを契機に若い投資家を多数集め、次世代の金融プラットフォームになり得るとの評価を受けたが、無料の株取引アプリとしてのみ認識され、その後は市場の期待ほど業績を上げられなかった影響だ。

株式市場の活況に『プラスα』…暗号資産事業の拡大

最近のロビンフッドの株価上昇は、本業の証券取引業と各種新事業の『両輪』が回っているとの証券街の評価だ。まず米国などグローバルな株式市場が急上昇しており、株式投資家が増えている。

ロビンフッドに資金を預ける投資家数は2023年第2四半期の2320万人から先の第2四半期で2650万人に増加した。同期間にロビンフッドを通じて運用される資産規模は890億ドルから2790億ドルへと3倍以上に増えた。

有料サブスクリプション利用者も増え、収益性が改善している。ロビンフッドのリサーチレポート閲覧サービスや高度なポートフォリオ分析サービスなどを受けられるゴールド会員数は直近の第2四半期で348万人となり、1年で75.7%急増した。

"もう証券+コイン株"…ロビンフッド、今年だけで254%上昇 [ホットピック!海外株]
"もう証券+コイン株"…ロビンフッド、今年だけで254%上昇 [ホットピック!海外株]

株式取引以外に他の資産クラスの投資仲介へ領域を広げていることも利用者増の理由だ。ロビンフッドは年初に指数オプション・先物取引サービスを開始した。

2023年12月に始めた暗号資産取引サービスも急速に拡大している。先月5月にはカナダの暗号資産プラットフォーム、WonderFiを、6月には欧州最大の暗号資産プラットフォーム、Bitstampを買収した。取引をサポートする暗号資産の種類も着実に増えている。ロビンフッドによれば直近第2四半期だけで暗号資産283億ドル相当がロビンフッドを通じて取引された。前年同期比で24%増の規模だ。

シンハン投資証券のチェ・スンファン研究員は「グローバルな株式市場が活況のため、ロビンフッドを通じて株取引をする投資家と運用資産が増え、それに伴い加入者あたり平均売上(ARPU)が上がる良い循環が起きている」とし、「ここに暗号資産の新事業など伝統金融とクリプトをつなぐ試みが期待を集めている」と説明した。

トークン証券・ステーブルコインへも足を広げる

欧州市場ではトークン証券(ST)取引を開始した。相対的に規制が緩やかな欧州市場で米国株やETFをトークン化して投資取引を仲介する。主要な米国上場株に加え、OpenAIやSpaceXなど非上場企業の私募株もトークン形式で細分化して投資できる仕組みだ。今月中旬時点でロビンフッドがトークン化した資産数は約490件、資産総額は850万ドルに達する。

サークルのステーブルコイン(USDC)エコシステムとも緊密に連結している。独自の暗号資産ウォレットであるロビンフッド・ウォレットを通じてUSDCをはじめビットコイン、イーサリアム等の売買・保管機能をサポートする。投資家がロビンフッドと提携するマーケットメイカーと取引する場合、投資家には手数料を取らず、提示価格を出したマーケットメイカーからリベートを受け取る。投資家がリアルタイムの提示価格方式でUSDCを取引する際は、投資家に対して0.83%程度の手数料を課す。

先月8月には予測市場プラットフォームのカルシと提携し、スポーツ予測市場サービスも開始した。NFL(米プロフットボール)や大学フットボールリーグの結果を巡り「予測契約」を買って賭けることができるサービスだ。個人投資家の比率が高いため、あらゆる投資商品でサービスを拡大しようという姿勢だ。

積極的拡張の一方で高評価論争も…『金のなる木』はベット

ただし一部では新事業期待が株価に早すぎて織り込まれたという指摘も出ている。24日時点でロビンフッドの株価収益率(PER)は71倍に達する。資本収益率(ROIC)が資本コスト(WACC)を下回るなど、資本活用の効率も相対的に低いとの指摘だ。

ウォール街の見方も分かれている。モルガン・スタンレーは1日にロビンフッドの目標株価を146ドルと提示し『買い見送り』の意見を出した。シティグループは先月末に135ドルが妥当だとして買い見送りの意見を提示した。一方でバンク・オブ・アメリカはロビンフッドの株価が157ドルまで上がる可能性があるとして2日に『強気買い』の意見を出した。

最近内部者売却が増えたことも『高値説』につながっている。ロビンフッド共同創業者のバイジュ・バットは21日に1日でロビンフッド株41万8338株を売却し、約5570万ドルを現金化した。売却単価は1株あたり131~135ドル程度で、24日の終値(139.79ドル)より低かった。

ロビンフッドの上昇に賭けた機関投資家もいる。23日には「金のなる木お姉さん」として知られる著名投資家キャシー・ウッドが率いるアーク・インベストメントがロビンフッド株を大量に買い入れた。

アーク・インベストメントは『ARKイノベーションETF(ARKK)』と『ARKネクストジェネレーションインターネットETF(ARKW)』という自社上場投資信託(ETF)2本を通じてロビンフッド株合計16万7489株を追加購入した。約2130万ドル(約305億ウォン)相当だ。

ソン・ハンギョル記者 always@hankyung.com

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