日本銀行 "12月利上げ" 示唆…円高・国債急落

ソース
Korea Economic Daily

概要

  • 上田総裁が12月の利上げの可能性を示唆し、が強含みになったと伝えた。
  • 日本の国債利回りは17年ぶりの最高値を記録し、スワップ市場では12月の利上げの可能性が80%%以上に急騰したと伝えた。
  • 日米の金利差が依然大きいため、円安が完全に終わるまでにはさらに時間がかかる見通しだと伝えた。

日本国債利回りが17年ぶりの高水準に上昇

上田総裁「利上げの長所と短所を検討し適切に判断」

スワップ市場で12月利下げの可能性が30%→80%に急騰

写真 = シャッターストック
写真 = シャッターストック

上田和夫日本銀行総裁が1日(現地時間)、12月の利上げの可能性に言及したことで円が強含みとなった。日本国債利回りは17年ぶりの高水準に上昇した。

この日、円は東京外国為替市場でドルに対して0.5%上昇し155.41円を記録した。金融政策の見通しに敏感な償還期間2年物の日本国債利回りは3bp(1bp=0.01%)上昇して1.02%となり、17年ぶりの最高値を記録した。日本の2年物国債利回りが1%を超えたのは2008年以来17年ぶりである。基準となる10年物国債利回りは7bp上昇して1.87%に達した。10年物国債利回りもまた2008年以降で最も高い水準である。債券価格と利回りは逆の動きをする。

東京株式市場の日経225指数は前取引日比で1.89%下落し4万9303.28を記録した。

上田和夫総裁はこの日、日本銀行(BOJ)が2週間後に開く次回の政策会合で利上げの「長所と短所」を検討し、利上げの是非を適切に判断すると述べた。スワップ市場では12月の利上げの可能性はこれまで30%程度と低く見積もられていた。しかし上田総裁の発言以降、この月の利上げの可能性が確実視されるようになり、国債価格は下落し、円は強含みに転じた。

日本銀行は18〜19日に金融政策決定会合を開き金利を決定する。この会合で政策金利を0.25%ポイント引き上げれば、現在の0.5%から0.75%になる。

三井住友銀行のチーフ為替ストラテジストであるスズキ・ヒロフミは「上田総裁の発言は予想よりやや強硬に見え、弱含んでいた円の転換点になり得る」と述べた。

シンガポールのウェルズファーゴAPACチーフストラテジスト、チドゥ・ナラヤナンは上田総裁の発言は「前回の金融政策会合以降の発言と大きく異なる」と指摘した。

現在スワップ市場では、BOJが12月19日の会合で利上げを行う可能性を80%以上と見ている。1週間前は23%にすぎなかった。BOJの1月の会合では利上げの可能性が94%以上に跳ね上がった。

一方、米国では連邦準備制度理事会の関係者のハト派的な発言が相次ぎ、12月の利下げの可能性がやや高く見積もられている。FRB議長ジェローム・パウエルは米東部時間でこの日夜遅く演説する予定だ。

日米の金融当局の対照的な動きは、10か月ぶりの安値圏近辺で停滞していた円が安定圏に戻るのに寄与した。

しかし日本の利上げ後も米国と日本の金利差は依然大きいままである。

米国の政策金利は現在3.75%〜4.00%であり、日本は今月利上げをしても0.75%程度にとどまる。したがって円安が完全に終わるにはさらに時間がかかる見込みだ。また一部で懸念される円キャリートレードへの影響が現れるまでにはさらに時間がかかると専門家は見ている。

ロイター通信によれば、米国と日本の10年物国債利回り差は現在219bpである。2022年4月以来で最も縮小した。しかし米国の国債利回りは依然として日本の国債利回りよりかなり高い。2022年4月当時、円はドルに対して123円付近で取引されていた。

キム・ジョンア 客員記者 kja@hankyung.com

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