ニューヨーク・上海株式市場、パウエルの「発言」にかかる米株サンタラリー

ソース
Korea Economic Daily

概要

  • 今週のニューヨーク株式市場は連邦公開市場委員会(FOMC)の金利決定とジェローム・パウエル議長の発言により方向が決まると伝えた。
  • 市場では12月の利下げの可能性を87.2%と見ており、FOMC内の意見の分裂の有無が追加利下げの見通しに重要な変数だと述べた。
  • 米国の雇用指標や人工知能(AI)企業の決算発表、中国の貿易収支および物価指数も今週投資家の関心事だと伝えた。
写真=シャッターストック
写真=シャッターストック

今週のニューヨーク株式市場は9~10日(現地時間)に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)の金利決定により行方が分かれると見られている。ジェローム・パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が追加利下げの可能性を示唆すれば年末の「サンタラリー」が期待されるが、示唆しなければ市場の変動性が高まるとの見方が出ている。

最近、米国の労働市場が鈍化の兆しを見せており、市場はFRBの早期利下げの可能性を高く見ている。シカゴ商品取引所(CME)のフェドウォッチによれば、5日時点でのフェデラルファンド金利(FFR)先物市場はFRBが12月に金利を0.25%ポイント引き下げる可能性を87.2%と見ている。投資家は今回の金利決定においてどの程度賛成・反対があったか、意見の分裂度合いに注目する必要がある。ハト派(金融緩和を好む)とタカ派(金融引き締めを好む)との分裂が激しければ、今後の追加利下げは保証できない。

雇用指標も発表される。9日に公表されるADP週次雇用者数増減は11月第1週から3週連続の減少傾向を示しており、今回反発するか関心が集まっている。同日発表される10月の求人・離職報告(JOLTS)は企業の採用・離職の流れを確認できる指標だ。市場では9月の求人件数(7227万件)を下回る7200万件を予想している。

オラクル・シノプシス(10日)、ブロードコム(11日)の決算発表を見れば、人工知能(AI)企業のバリュエーション(業績に対する株価水準)が妥当かどうか判断できる。

上海市場の動きを左右する中国の指標も発表される。9日には11月の輸出・輸入および貿易収支が公表される。11月の貿易収支の市場見通しは前月の900億7000万ドルから増加し、1050億ドル程度だ。10日に発表される11月の消費者物価指数(CPI)の上昇率は前月(0.2%)より高い0.7%、生産者物価指数(PPI)は前月と同じ-2.1%と予想されている。

イ・ヘイン記者 hey@hankyung.com

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