概要
- Payyは、イーサリアム基盤のプライバシー重視のレイヤー2(L2)ネットワークをローンチしたと発表した。
- このネットワークは、既存のEVM互換ウォレットとスマートコントラクトを変更せずに利用でき、取引履歴の露出に伴う負担を軽減すると説明した。
- Payyは、ステーブルコイン送金と機関のブロックチェーン活用を主要事例に据え、規制環境下でも利用可能なプライバシー・インフラを構築すると述べた。

暗号資産ウォレットと決済カードを運営するPayyが、プライバシー機能を強化したイーサリアムのレイヤー2(L2)ネットワークをローンチした。
5日(現地時間)、コインテレグラフによると、Payyは新たなウォレットやトークンを別途用意せずとも、既存のイーサリアムウォレットからのあらゆるトークン送信をデフォルトで匿名化できる、プライバシー重視のL2ネットワークを公開した。
Payyは、利用者がMetaMaskなど既存のEthereum Virtual Machine(EVM)互換ウォレットにネットワークを接続すれば、追加設定なしでプライバシー保護が自動適用されると説明した。スマートコントラクトの変更も不要だと強調した。
このネットワークは、金融機関やフィンテック企業がオンチェーンで資金フローを処理する際、取引履歴の露出に対する負担を軽減することに重点を置いた。個人利用者も、複数のウォレットを使い分けることなくプライバシー機能を活用できる。
Payyは特に、ステーブルコイン送金を中核的なユースケースとして提示した。プロジェクト側は「ローンチ当初から一部の主要ステーブルコイン関連企業がパートナーとして参加している」とし、今後、具体的な協業内容を公開する予定だと明らかにした。
Payyの最高経営責任者(CEO)であるSid Gandhi氏は、「大半の銀行や企業は、取引データが公開される環境では、実質的な資金フローをオンチェーンへ移すのは難しいと判断する」と述べ、「プライバシーは機関によるブロックチェーン活用を阻む主要な障壁だ」と語った。
Payyは今回のL2を通じ、従来のプライバシー特化型ブロックチェーンに比べて利用の参入障壁を下げ、規制環境下でも活用可能なプライバシー・インフラとして定着させる戦略だ。

YM Lee
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