概要
- 今年1-3月期のメモリー価格は前期比で80〜90%上昇すると予想され、サムスン電子・SKハイニックスに極めてポジティブな追い風だとした。
- 汎用サーバー向けDRAMとNANDの価格急騰により、サムスン電子は営業利益が急増し、SKハイニックスは歴史的な業績更新が見込まれると伝えた。
- 2027年上半期までメモリー供給不足が深刻化し価格上昇が続き、両社の業績と企業価値をけん引すると分析した。
カウンターポイント、メモリー価格見通し
1-3月期に80〜90%台の価格上昇を予想
業界では今年90〜100%台との見方
エピックAI「サムスン電子・ハイニックス、極めてポジティブ」

今年1-3月期のメモリー価格が80〜90%上昇するとの見通しが出た。汎用サーバー向けDRAMの上昇基調が続くうえ、NAND価格も同期間に連れ高となるとみられる。サムスン電子、SKハイニックスなど国内メーカーにとって「極めてポジティブ」な追い風だとの分析が出ている。
5日、市場調査会社カウンターポイント・リサーチによると、今年1-3月期のメモリー価格は前期比で80〜90%上昇する見通しだ。前例のない記録的な上昇ペースとなる。業界内外では先に、今年のメモリー価格が90〜100%台の上昇幅を記録すると見込んでおり、おおむねそれに沿う水準だ。
汎用サーバー向けDRAM価格の上昇が、メモリー価格全体を押し上げる要因として挙げられる。加えて、昨年10-12月期は比較的落ち着いていたNANDも、1-3月期に入って80〜90%の同時上昇が見込まれている。一部HBM3の値上がりも予想される。
値上がりの主因は、サーバー向けメモリー需要の急増だ。64GB RDIMMは10-12月期には450米ドルだったが、1-3月期には900米ドルを超える。4-6月期には1000米ドルも突破するとの分析だ。
カウンターポイントのチェ・ジョング責任研究員は「メーカーは部品価格の上昇と消費者の購買力低下という二重苦に直面しており、四半期が進むにつれて需要は鈍化する可能性が高い」とし、「OEMは調達方式を変更するか高価格帯モデルに注力し、価格上昇分を吸収できる高価格帯を正当化する価値を提供する必要がある」と説明した。
スマートフォンメーカーはDRAM搭載量を減らす傾向にある。PCメーカーはSSDをTLCからQLCへ切り替えている。供給不足のLPDDR4よりもLPDDR5をサポートする新型の低価格チップセットをベースに、LPDDR5の注文が増えた。
チェ研究員は「メーカーの損益もこれまで経験したことのない水準が見込まれるが、すでに昨年10-12月期のDRAM営業利益率は60%水準だった」とし、「汎用DRAMの利益率がHBMを初めて上回った四半期で、1-3月期はDRAMマージンが史上初めて歴史的高水準を超える四半期になるだろう」と分析した。
メモリー価格の急騰は、サムスン電子とSKハイニックスの業績を押し上げる最大の立役者だ。DRAM・NANDともに価格急騰と需要急増が重なり、両社の業績を下支えする。特に汎用DRAMの収益性急上昇が、HBM4の価格交渉でも有利に働くとの見方だ。
NANDはAIストレージ需要の急増で競争力回復に弾みがついた。AI推論市場の拡大により、2027年にはエヌビディア単独の需要だけで全体需要の10%を占めるとの観測が出ている。
AI投資情報プラットフォーム「エピックAI」を活用し、先月29日からこの日までに出た複数の証券会社リポートを総合した結果、「サムスン電子はメモリーメーカーとして価格急騰の直接的な恩恵を受け営業利益が急増しており、SKハイニックスは歴史的な業績更新が見込まれ、業績と企業価値をけん引している」とし、「2027年上半期までメモリー供給不足が深刻化すると予想され、業績改善基調は持続する見通しで、価格急騰は両社に極めてポジティブな影響を与えるだろう」と分析された。
キム・デヨン ハンギョンドットコム記者 kdy@hankyung.com

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