概要
- オープンAIは、米国内の一部のチャットGPT無料およびGoプラン利用者を対象に広告テストを開始したと明らかにした。
- オープンAIは広告収入でAIインフラ費用を賄い、計算資源を拡大してサービス品質とユーザー基盤を広げる方針だとした。
- アルトマンCEOは、チャットGPTの月間ユーザー増加率が10%超へ回復したことに加え、Codexの販売量が50%急増し、今週新たなAIモデルを公開する計画だと伝えた。
無料・Goプラン向け広告テスト
会話の文脈を分析したパーソナライズ広告
AIインフラ費用を賄う狙い
アンスロピックの批判にアルトマン反撃
ユーザーは月次10%の成長率を回復

オープンAIは9日(現地時間)、米国の一部チャットGPTユーザーを対象に広告配信を開始した。巨額の人工知能(AI)インフラ構築コストを賄うための同社の判断が、AI業界全体の収益モデルとして広がるのか注目される。
オープンAIは同日、公式サイトで「チャットGPTの無料およびGo(低価格)プランのユーザーを対象に広告テストを実施する」と発表した。広告は、ユーザーが特定のテーマを検索すると、過去の会話文脈などを分析して最適化された形で表示される。例えば「新築祝いにどんな料理を作って持っていけばいい?」と検索すると、ミールキットや食料品配送の広告が表示されるといった具合だ。広告にはスポンサー表示が付され、通常の回答と明確に区別される。
オープンAIは広告導入の背景について「より多くのユーザーがチャットGPTの強力な機能を利用できるよう支援するため」と強調した。広告収入で計算資源をさらに確保し、サービス品質を高め、ユーザー基盤を拡大する構想だ。
オープンAIの広告導入は、競合に攻撃の口実を与えることにもなった。アンスロピックは最近、チャットボットが助言の途中で突如商品を宣伝する内容の広告を流し、オープンAIの広告戦略を遠回しに批判した。サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は「アンスロピックは富裕層向けの高価格製品を提供する企業だ」として不快感を示した。
オープンAIは、グーグルの「Gemini 3 Pro」投入を受けて「コードレッド」を発令してから約2カ月で、成長基調を再び取り戻しつつある。CNBCによれば、アルトマンCEOは6日、「チャットGPTの月間ユーザー増加率が再び10%を超えた」と社内に通知した。オープンAIのAIコーディングツール「Codex」の販売量は前週比で約50%急増した。オープンAIは今週、新たなAIモデルを公開するとみられている。
シリコンバレー=キム・インヨプ特派員 inside@hankyung.com

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