概要
- ステーブルコイン企業サークルの株価がこの1カ月で109.52%急騰するなど、2倍超の上昇となったと伝えた。
- 米国債利回り上昇と戦争長期化に伴う国債発行増加見通しで、サークルの利息収入への期待が高まったとした。
- グローバル投資銀行がサークルの目標株価引き上げや投資判断「強力な買い」を示し、投資家心理が改善していると伝えた。
期間別予測トレンドレポート


米国債利回り上昇で利益が急増
ウォール街の投資判断「強力な買い」

ステーブルコイン企業サークルの株価が急反発している。昨年7月から先月初めまでに76%下落するなど数カ月にわたり下落基調が続いていたが、直近1カ月で2倍超の急騰となった。
17日(現地時間)、金融投資業界によると、サークルは米ナスダック市場でこの1カ月間に株価が109.52%急騰した。昨年6月に263ドルだった株価は先月初めに一時55ドルまで下落した。
サークルの好業績と業況改善見通しが重なり、株価が大きく上昇したとの見方だ。サークルは先月25日、昨年10-12月期(第4四半期)の売上高が7億7000万ドルだったと発表した。市場予想(7億4700万ドル)を3%上回る水準で、前年同期比では77%増加した。続いて先月27日にイラン戦争が勃発すると、上昇基調はさらに強まった。戦争で国際原油価格が上昇しインフレ懸念が強まったうえ、米連邦準備制度理事会(Fed)の利下げ時期が市場予想より後ずれするとの見通しが浮上したためだ。この日の時点で2年物米国債利回りは年3.659%と、年初の年3.475%から上昇した。

サークルは、ドル連動型ステーブルコイン「USDC」の担保資産として米短期国債と現金を主に活用する。投資家が保有するステーブルコインの準備金で国債を購入し、そこから得られる利息で収益を上げる仕組みだ。米国債利回りが上昇すれば、その分サークルの利息収入が増える。
戦争が長期化すれば、多額の資金を必要とする米政府が国債発行をさらに増やす可能性があるとの見方も株価を下支えした。国債需要を確保したい米国が、ステーブルコイン産業に対し規制強化ではなく規制緩和策を打ち出すのではないかとの期待も高まった。
グローバル投資銀行(IB)もサークルの目標株価を相次いで引き上げた。ベアードは17日、目標株価を従来の110ドルから138ドルへ上方修正した。16日にはクリアストリートがサークルの目標株価を従来の92ドルから136ドルへ引き上げ、投資判断も「保有」から「強力な買い」に変更した。みずほ銀行も今月に入り、サークルの目標株価を2度上方修正した。
ソン・ハングョル記者 always@hankyung.com

Korea Economic Daily
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