概要
- イランは、ホルムズ海峡で船舶の通行料を徴収する案を推進中だと明らかにした。
- 通行料が導入されれば、船舶の1回当たり通行料は約200万ドル(30億)水準で、約64億ドルの収入が可能だと伝えた。
- 国際法上の論争が見込まれる中、イランがこれを単なる通過費用ではなく「安全保障サービス」の対価だと主張する可能性があると伝えた。
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イランが事実上封鎖しているホルムズ海峡で、船舶の通行料を徴収する案を推進し、公式インタビューなどを通じて繰り返し強調している。
イスマイル・バガイ外務省報道官は24日、インドのテレビ局のインタビューで「イランに課された戦争状況により、ホルムズ海峡通過のための一連の措置が実施されている」とした上で、「このような侵略行為と無関係な他国は、安全で確実な通行を保障するために、イラン当局と必要な調整を経た後、海峡を通過できる」と述べた。
イラン国営メディアのプレスTVも25日、政府高官の話として、海峡の主権を認めることや戦争損失の補填に向けた金銭的補償を求める立場を伝えた。
これに先立ち、イラン外務省は国連と国際海事機関(IMO)の加盟国に対し、「非敵対的」船舶の通航を認める方針を伝達した。
この立場は、米国やイスラエルおよび同盟国を除く中国やインドなどの国の船舶については、一定の費用を受け取って通過を認める意向と受け止められている。
イラン議会ではすでに、ホルムズ海峡の通行料を徴収する法案が用意されている。
サイード・ラフマトザデ議員は、通行料の賦課は主権的権利だと主張し、スエズ運河とパナマ運河の事例を挙げた。
同法案が施行されれば、船舶の1回当たり通行料は約200万ドル(30億)水準になるとされる。
現在、ペルシャ湾海域で足止めされている船舶は約3200隻と推定される。
通行料の賦課が現実化すれば、イランは約64億ドル規模の収入を得られるとの試算も出ている。
ただし、国際法上の論争も予想される。国連海洋法条約によれば、国際海峡ではすべての船舶の通過権が保障され、単純な通過に対する料金の賦課は制限される。
イランは同条約に署名しているが、批准していない。
このためイランが、通行料を単なる通過費用ではなく「安全保障サービス」提供の対価だと主張する可能性が指摘されている。
シン・ヒョンボ 韓経ドットコム記者 greaterfool@hankyung.com

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