「機密データもオンチェーンで制御」 ストーリー、CDR公開
概要
- ストーリー(IP)はテストネットでコンフィデンシャル・データ・レール(CDR)を公開し、機密データをブロックチェーン上で安全に活用できるインフラを構築したと発表した。
- CDRは、暗号化データ、分散型の鍵管理、スマートコントラクトベースのアクセス権限によって、既存ブロックチェーンが抱えるデータ秘匿性とアクセス制御の限界を補う技術だとした。
- ストーリーは、CDRが人工知能(AI)学習データ、バイオ情報、APIキーなどの機密データを安全に活用する基盤になると説明した。
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知的財産権(IP)向けブロックチェーンプロジェクトのストーリー(Story, IP)は4月13日、テストネットで「コンフィデンシャル・データ・レール(CDR、Confidential Data Rails)」を公開したと発表した。
CDRは、機密データをブロックチェーン上で安全に活用するためのインフラだ。暗号化したデータをオンチェーンのロジックで制御し、条件に応じて自動で受け渡せるようにする。
従来のブロックチェーンは透明性や検証可能性に強みがある一方、データの秘匿性やアクセス制御には限界があるとされてきた。これに対し、Web2(中央集権型の参加・共有インターネット基盤)ベースのシステムはデータ管理がしやすい半面、中央集権的な信頼に依存する必要がある。
CDRはこうした隔たりを埋める仕組みという。データは外部ストレージに暗号化した状態で保管し、復号鍵は分散型の方式で管理する。アクセス権限はスマートコントラクトで定義し、一定の条件を満たした利用者だけがデータを閲覧できるようにする。
例えば、コンテンツライセンスを購入した利用者は、別途の受け渡し手続きを経ることなく、自動でデータへのアクセス権を取得できる。電子メールやファイル送信といったオフチェーンの工程をなくす構造だ。
中核にあるのは「プログラマブル・データ」の概念だ。単なる閲覧権限にとどまらず、△利用期間 △ライセンス保有の有無 △特定の実行環境(TEE)といった条件をオンチェーンで設定できる。データそのものに条件を組み込む設計となっている。
ストーリーの関係者は、人工知能(AI)の学習データやバイオ情報、API(Application Programming Interface)キーなどの機密データを安全に活用する基盤になると説明した。

YM Lee
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