概要
- 韓国の資産運用業界が 宇宙関連ETF を相次いで投入し、米国株投資家 の取り込みに乗り出した。
- TIGER米国宇宙テック と ACE米国宇宙テックアクティブ は、スペースX上場 をにらみ、上場初期の値上がり益や上場前プレミアムを狙う商品だ。
- 商品ごとに 防衛株を含むかどうか や 銘柄集中の度合い が異なるため、投資性向に合った ETF を選ぶ必要がある。
期間別予測トレンドレポート


6月の新規株式公開(IPO)を控え、韓国の資産運用業界が宇宙関連の上場投資信託(ETF)を相次ぎ投入している。宇宙産業の大手スペースXの上場をにらみ、米国株に投資する個人投資家の取り込みを競う構図だ。もっとも、運用会社ごとにスペースXや宇宙関連銘柄の組み入れ方は異なるため、投資目的に合った商品を選ぶ必要がある。

金融投資業界によると、未来アセット資産運用と韓国投資信託運用は6月14日、それぞれ「TIGER米国宇宙テック」と「ACE米国宇宙テックアクティブ」を上場する。新韓資産運用は「SOL米国宇宙航空TOP10」を、KB資産運用も関連商品の投入を準備している。
未来アセット資産運用のTIGER米国宇宙テックは、人工知能(AI)モデルを活用して宇宙関連の中核10社に絞って投資するパッシブ型ETFだ。スペースXの上場後は指数のリバランスを通じて、同銘柄を最大25%まで直ちに組み入れられるように設計した。上場初期の株価上昇を狙う投資家に向く商品といえる。
韓国投資信託運用のACE米国宇宙テックアクティブは、ファンドマネジャーが市場環境に応じて銘柄の比率を調整するアクティブ運用を採用し、運用の柔軟性を高めた。スペースXが正式上場する前に、同社株を保有するアルファベット(Alphabet)やテスラ(Tesla)をポートフォリオに先回りして組み入れ、上場前のプレミアムを間接的に取り込む。戦車やミサイルを製造する防衛企業は除外し、宇宙事業に専念する技術企業に集中投資するのも特徴だ。
すでに市場に定着した宇宙関連ETFもある。3月に上場したサムスン資産運用の「KODEX米国宇宙航空」は、ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)やノースロップ・グラマン(Northrop Grumman)といった伝統的な防衛大手を含む20銘柄に分散投資する。ハナ資産運用が前年11月に投入した「1Q米国宇宙航空テック」は、宇宙分野に加え、空飛ぶクルマのジョビー・アビエーション(Joby Aviation)など次世代交通(UAM)まで幅広く組み入れる。テーマの範囲が最も広い。タイムフォリオ資産運用は2024年から、アクティブ型の「TIMEグローバル宇宙テック&防衛アクティブ」を運用している。直近1年の収益率は58%に達した。
資産運用業界の関係者は、スペースXの上場について「宇宙産業全体の価値を再評価する歴史的な出来事になる」と語った。そのうえで「商品ごとに防衛株を含むかどうかや銘柄の集中度合いが大きく異なるため、投資性向に合ったETFを選ばなければならない」と指摘した。
パク・ジュヨン記者 grumpy_cat@hankyung.com

Korea Economic Daily
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