概要
- 米国銀行協会(ABA)は、ステーブルコインの利払いが認められた場合、銀行預金の流出と金融システムのリスクが拡大しかねないと明らかにした。
- ABAは、ステーブルコインの利払い禁止の効果よりも、容認した場合の預金移動と金融構造の変化の方が重要な論点だと指摘した。
- ABAは、利回りの高いステーブルコインに資金が移れば、中小銀行の資金調達コストの上昇と地域向け融資余力の縮小につながる可能性があると伝えた。
期間別予測トレンドレポート



米銀行業界が、ステーブルコインへの利払い解禁が金融システムに及ぼす影響に懸念を示した。
コインテレグラフが6月14日に伝えたところによると、米国銀行協会(ABA)は、ステーブルコインの利払いが認められた場合、銀行預金が流出する可能性が大きい点を主なリスクに挙げた。利回りの高いステーブルコインに資金が移れば、既存の銀行預金基盤が弱まる恐れがある。
これに先立ち、ホワイトハウスの経済諮問委員会(CEA)は、ステーブルコインへの利払いを禁じても、銀行融資の増加効果は約21億ドルと全体の0.02%にとどまるとの分析を示していた。
これに対しABAは、この分析は政策の本質を十分に反映していないと批判した。重要なのは利払い禁止の効果ではなく、利払いを認めた場合に生じる預金移動と金融構造の変化だと指摘した。
とりわけ、地域の中小銀行の負担が増す可能性を強調した。預金総額が維持されても、資金が大手銀行やステーブルコインに移れば、中小銀行の資金調達コストが上昇し、地域向け融資の余力が縮小しかねないと分析した。
また、一部の銀行はこうした資金流出に対応するため、調達コストの高い外部借り入れに依存する可能性もあるとした。
もっともABAも、ステーブルコインがより高い利回りを提供すれば、資金移動の誘因が生じうる点は認めている。米議会では、ステーブルコインへの利払いの可否を含む規制の方向性を巡り、銀行業界と暗号資産業界の議論が続いている。

Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.





