概要
- コスピが6200台を突破し、過去最高値の6307.27まで81.22ポイントに迫った。6300台を前に、6月17日は小幅高か横ばいが予想される。
- 米国のS&P500種指数とナスダック指数が取引時間中の過去最高値を更新するなか、米国とイラン、イスラエルとレバノンの休戦への期待が韓国株の上昇基調を支えている。
- ただ、ドル・ウォン相場は1479.20ウォンまで上昇し、ブレント原油とWTIも急騰した。原油高再燃の負担と利益確定売り圧力が意識され、6300ポイント近辺での需給攻防はかなり激しくなりそうだ。
期間別予測トレンドレポート



6月17日の韓国株式市場は上昇基調を維持しそうだ。米国とイランの2回目の終戦交渉が週末に開かれるとの期待が相場を支えている。イスラエルとレバノンが10日間の休戦で合意したことも追い風だ。ただ、終戦を巡る懐疑的な見方はなお根強い。コスピが戦争後初めて6200台を突破しただけに、6300を前に小幅高か横ばい圏での推移が見込まれる。
コスピは6月16日、前日比2.21%高の6226.05で取引を終えた。終値ベースの過去最高値である6307.27(2月26日)まで残り81.22ポイントに迫った。外国人と機関投資家はそれぞれ4645億ウォン(約510億円)、1兆1036億ウォン(約1210億円)を純買いした。3営業日連続の買い越しだった。一方、個人は1兆8073億ウォン(約1980億円)の売り越しだった。
前日のニューヨーク証券取引所(NYSE)では、S&P500種株価指数とナスダック総合株価指数がそろって取引時間中の過去最高値を更新した。S&P500は一時7051.23、ナスダック総合は2万4156.18まで上昇した。終値はそれぞれ前日比8.33ポイント(0.26%)高の7041.28、2万4102.70だった。ダウ工業株30種平均も115.00ポイント(0.24%)高の4万8578.72で引けた。
米国とイランの休戦期限は6月21日までだ。ドナルド・トランプ米大統領はこの日、ホワイトハウスで記者団に対し「彼ら(イラン)は20年以上にわたり核兵器を保有しないとする非常に強力な文書を持っている」と語った。そのうえで、イランとの交渉は大きく進展しており、合意に極めて近づいていると明らかにした。交渉をまとめるため自らパキスタンに行く可能性を問われると、「行くだろう」と付け加えた。
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」でも、イランとの終戦の可能性に強い期待を示している。同氏はこの日、「米東部時間午後5時から休戦が始まる」と投稿し、イスラエルとレバノンが10日間の公式休戦で合意したと伝えた。あわせて、ベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相とジョセフ・アウン・レバノン大統領をホワイトハウスに招待する考えも示した。
足元で伸び悩んでいたドル・ウォン相場は、夜間取引で1ドル=1479.20ウォンまで上昇し、1480ウォンに迫った。トランプ氏が終戦への期待を繰り返し打ち出し、イスラエルとレバノンの休戦も伝わったが、市場では米国とイランの終戦合意を慎重にみる向きがなお残った。6月17日午前2時(韓国時間)時点のドル・ウォン相場は、ソウル外国為替市場の前営業日終値比5.00ウォン高の1479.20ウォンで取引を終えた。
原油相場も急騰した。ICE先物取引所では、6月限の北海ブレント先物の終値が1バレル99.39ドルと、前日比4.7%上昇した。ニューヨーク・マーカンタイル取引所では、5月限の米国産WTI先物が1バレル94.69ドルで終え、3.7%高だった。
キウム証券のハン・ジヨン研究員は「米株式市場の上値の重さに加え、原油高の再燃や米半導体株の利益確定売り圧力がある。コスピが連騰してきた反動で疲労感もたまっており、6300ポイント近辺では需給の攻防がかなり激しくなりそうだ」と分析した。
ペ・ソンス記者 baebae@hankyung.com

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