期間別予測トレンドレポート


SOXXが3割下落すると予想
ソフトウエア株は買い

映画「ビッグ・ショート」のモデルとして知られる投資家マイケル・バーリ氏が、半導体株を保有しているなら「今が売り時だ」として、半導体関連ETFの下落に賭けるポジションを取った。
バーリ氏は4月24日の取引終了後、自身のサブスタックへの投稿で「iシェアーズ半導体ETF(SOXX)の2027年1月満期、行使価格330ドルのプットオプションをかなり多く買った。私にとって新たなポジションだ」と明らかにした。足元のSOXXは約455ドルで、同氏は3割程度の下落を見込んでいることになる。
バーリ氏は「いま起きているのはテクニカルな現象だ」と指摘した。さらに「18営業日連続の上昇は、ファンダメンタルズではなくテクニカル要因によるものだ」と分析した。SOXXはこの日まで米株式市場で18営業日連続で上昇しており、同氏は過熱感が強いとみている。相対力指数(RSI)はこの日、約85まで上昇し、2011年1月以来の高水準を付けた。
今回の取引は、相場全体の下落に賭けるというより、投資先をハードウエアからソフトウエアに移す動きと受け止められている。バーリ氏はSOXXのプットオプションに加え、マイクロソフト(Microsoft)、アドビ(Adobe)、ペイパル・ホールディングス(PayPal Holdings)、MSCIへの新規ロングポジションも開示した。短期間で急騰した半導体株の下落を見込む一方、直近で下げが大きかったソフトウエア株には上昇余地があると判断したようだ。
バーリ氏は「IBMとサービスナウの決算を受け、投資家が人工知能(AI)による脅威として受け止めたため、ソフトウエア株は急落した」と説明した。そのうえで「ソフトウエア株は1株も売っていない」と強調した。株式取引プラットフォームのストックウィッツは、逆張りのバリュー投資で知られるバーリ氏が、持続不可能なAIブームへの懸念をたびたび示してきたと伝えた。
もっとも、個別銘柄では積極的に買う一方で、相場全体には慎重な姿勢を崩していない。バーリ氏は足元の株高について「米株式市場の歴史でも例を見ないほど、急で粘り強い上昇だ」と評価した。さらに「こうした垂直的な上昇の先に、どのような形の天井ができるのか想像すらできない」と述べ、相場変動に備えてポートフォリオの約5%をプットオプションで構成していると明かした。
キム・ドンヒョン 3code@hankyung.com

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