国際原油は高安まちまち ホルムズ緊張と「プロジェクト・フリーダム」が交錯

出典
Suehyeon Lee

概要

  • ホルムズ海峡の緊張とプロジェクト・フリーダムの実施を背景に、国際原油相場は高安まちまちとなった。
  • OPECプラスが日量18万8000バレル増産で合意し、供給拡大に注目が集まっている。
  • 専門家は、ブレント原油が1バレル=125ドルの水準で長期間推移すれば、世界経済が景気後退に入る可能性があると分析した。

期間別予測トレンドレポート

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写真:Shutterstock
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国際原油相場は、ホルムズ海峡を巡る緊張と、米国の船舶移動支援計画を巡る不確実性を背景に、高安まちまちとなった。

5月4日にCNBCが伝えたところによると、北海ブレント7月物は1バレル=101.94ドルと小幅に下落した。一方、米国産標準油種のWTI6月物は0.15%高の108.33ドルで取引された。

ホルムズ海峡では、封鎖の影響で船舶の運航が大きく落ち込んでいる。同海峡は世界の海上エネルギー輸送量の約20%が通過する要衝で、中東の緊張激化を受けて世界の供給混乱への懸念が続いている。

英国海事貿易機構(UKMTO)は5月4日、アラブ首長国連邦フジャイラ近海でタンカーが攻撃を受けたと報告した。航行リスクはなお高いと指摘した。

こうしたなか、トランプ米大統領は「プロジェクト・フリーダム(Project Freedom)」を通じ、中立国の船舶移動を支援する方針を示している。この措置は5月4日(中東時間)から実施される予定だ。米中央軍は、駆逐艦と航空機100機余り、兵員1万5000人余りを投入して作戦を支援する計画だと説明した。

市場では、産油国でつくるOPECプラス(OPEC+)の増産決定にも注目が集まっている。OPECプラスは直近の会合で、日量18万8000バレルの増産で合意した。主要加盟国の変化後では初の決定と受け止められている。

専門家は、中東の緊張が長期化すれば世界経済の重荷になりかねないと警告している。ムーディーズ・アナリティクスのガウラブ・ガングリー国際経済部門トップは、ブレント原油が1バレル=125ドルの水準で長期間推移すれば、世界経済が景気後退に入る可能性があると分析した。

Suehyeon Lee

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shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.
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