概要
- 中東戦争の終戦が近いとの報道を受け、国際原油価格とWTI先物は1バレル100ドル台から89ドルへと10%%超急落した。
- 終戦期待を背景に米欧株式市場、米半導体株がそろって上昇し、ナスダック100先物、S&P500先物指数も上昇した。
- 終戦交渉を巡る報道後、ドル指数、ウォン・ドル相場、円・ドル相場は下落し、金先物価格は1トロイオンス4700ドルまで急騰した。
期間別予測トレンドレポート



米国が中東戦争の終結に近づいたとの報道を受け、100ドルを超えていた国際原油価格が瞬く間に10%超下落した。米欧の株式市場は上昇し、韓国や日本など主要国の為替相場は下落するなど、世界の資産市場が一斉に反応した。
5月6日の米原油先物市場では、米国産標準油種のWTI先物が一時1バレル89ドルまで下げた。終戦に関する報道が伝わる前は1バレル100ドルを上回っていたが、終戦合意が近いとの報道をきっかけに10%超急落した。
欧州株は5月6日の取引開始直後から大幅に上昇した。フランスのCAC40種指数は3.39%、英国のFTSE100種指数は2.33%、ドイツのDAX40種指数は2.27%それぞれ上げた。米株式市場でも開場前から先物指数が上昇した。同日午後9時時点で、ナスダック100先物は前日比1.48%、S&P500先物指数は0.87%高だった。
投資家心理の改善を受け、米半導体株はプレマーケットから急騰した。5月6日の開場前取引で、AMDは16%超上昇した。スーパー・マイクロ・コンピューターは18%、アームは8%超それぞれ上げた。
主要国の為替相場も反応した。ドル指数は前日に98.44で引けたが、終戦交渉に関する報道後の5月6日午後9時時点では97.62まで低下した。とりわけ中東産原油への依存度が高いアジア諸国の通貨が素早く動いた。ソウル外国為替市場では、ウォン相場が前日比7ウォン前後上昇し、1ドル1455.10ウォンで取引を終えた。夜間取引では一段とウォン高が進み、一時1ドル1440ウォンまで上昇した。円相場も同日午後1時時点では1ドル157円近辺で推移していたが、夜間取引では一時1ドル155円まで上昇した。
中東戦争の勃発後に下落していた金は、かえって上昇した。終戦の報道が広がった後、金先物価格は5月6日に一時1トロイオンス4700ドルまで急騰した。4月26日に1トロイオンス4392.3ドルで取引されていた金先物は、終戦の可能性が高まるなか、4月30日には4650ドル台まで上昇した。金は一般に安全資産とされ、不確実性が高まる局面で買われやすい。ただ、イラン戦争後はむしろ下押し圧力を受けていた。原油高をはじめとする物価急騰が市場金利を強く押し上げるとの懸念が、金価格の重荷になったためだ。
ペ・テウン記者 btu104@hankyung.com

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