概要
- UBSは、S&P500種株価指数の有効構成銘柄が42銘柄に減り、過去最低を記録したと明らかにした。
- 足元のS&P500種の上昇分の半分超は、アルファベット・エヌビディア・アマゾン・ブロードコム・アップルの5銘柄がけん引していると伝えた。
- ゴールドマン・サックスは、米株式市場の集中度が高まり、S&P500種の短期的な下落リスクを示唆していると指摘した。
期間別予測トレンドレポート


「技術株に衝撃が走れば市場全体が打撃を受ける」

米株式市場では2026年に入り、大型株への集中が一段と強まっている。人工知能(AI)関連の一部ハイテク企業が上昇相場を主導し、市場のもろさを高めている。
UBSが5月7日にまとめたところによると、前週のS&P500種株価指数の有効構成銘柄は42銘柄と過去最低に落ち込んだ。有効構成銘柄は、指数上昇に実質的に寄与している銘柄数を示す。過去数十年の平均は100銘柄程度だった。
足元のS&P500種の上昇分の半分超は、アルファベット(Alphabet)、エヌビディア(NVIDIA)、アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)、ブロードコム(Broadcom)、アップル(Apple)の5銘柄がけん引した。英フィナンシャル・タイムズは、4月以降の株高局面でS&P500均等加重指数が通常のS&P500種を下回ったと報じた。S&P500種は時価総額の大きい企業の比重が高いのに対し、S&P500均等加重指数は全銘柄を同じ比率で組み入れる。
とりわけ半導体株が上昇相場をけん引した。フィラデルフィア半導体株指数は、2月の戦争勃発後に40%超上昇した。
年初には、住宅建設や鉱業など出遅れ銘柄に資金が向かうとの期待もあった。だが、米国とイランの戦争勃発でその見方は外れた。イランとの戦争長期化でエネルギー価格が急騰し、非ハイテク業種の収益性への懸念が強まったためだ。金融情報会社ファクトセット(FactSet)によると、S&P500の情報技術セクターの2026年1〜3月期の利益成長率は40%を超えた。一方、金融セクターは1%増にとどまり、ヘルスケア業種は減益だった。
このため、技術株が揺らげば市場全体に急速な売りが広がる恐れがある。ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)は、米株式市場の集中度がここ数十年で最も高まっていると分析し、S&P500種の短期的な下落リスクを示唆していると指摘した。
ハン・ミョンヒョン記者 wise@hankyung.com

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