概要
- 米中の貿易協議や両国間の緊張緩和への期待から、アジア・新興市場の株式市場が一斉に上昇したと伝えられた。
- MSCI新興市場指数が3年ぶりの最高値となり、投資家心理の改善が示されていると述べられた。
- 米カリフォルニア情勢等で米株先物は小幅な下落を見せたが、市場全体のムードは貿易協議への楽観論に左右されていると報じられた。
韓国、日本、中国、インドなど一斉に上昇
米株先物はカリフォルニア情勢を注視し小幅下落

9日(現地時間)、グローバル市場はアジア市場が米中間の貿易協議と両国の緊張緩和への期待から強気となり、米株先物はカリフォルニアの不安反映で小幅な下落となった。
韓国ではKOSPIが1.55%上昇の2,855.77で取引を終え、小型株KOSDAQ指数も1.06%高の764.21を記録した。
日本のベンチマークである日経225指数は0.92%上昇の38,088.57となった。日本の第1四半期GDP成長率は当初-0.7%減少の予想だったが、-0.2%に減少幅が縮小した。
中国本土のCSI 300指数は0.23%上昇し、香港のハンセン指数は1.22%高となった。ハンセンテック指数は2.39%急騰した。インドのベンチマークNIFTY 50は0.43%上昇し、BSE Sensexは0.37%高となった。
MSCIアジア太平洋指数は1%上昇、MSCI新興市場指数も0.9%上昇し、3年ぶりの最高値を記録した。
先週末に急騰して終えた米株指数先物は、この日米東部標準時午前5時頃に小幅下落した。カリフォルニアでの抗議を巡り州政府とトランプ連邦政府の対立が続くなか、S&P 500とダウ先物は値動きを繰り返し、ナスダック先物は0.2%下落した。
10年米国債利回りは2bp低下の4.49%となった。ドルは円に対して0.3%下落し、144.46円を記録、金曜の0.9%上昇幅を縮小した。ユーロはこの日0.2%高の1.1417ドルとなった。
欧州のSTOXX 600指数はロンドン時間午前9時時点で大きな動きはない。
中国が米欧向け希土類輸出の迅速処理制度を設けたとの報道を受け、米中間の貿易緊張が緩和するとの楽観論がアジア市場で広まった。中国もボーイングから民間ジェット機の受領を開始した。
中国の5月消費者物価指数上昇率は前年比0.1%低下し、予想(0.2%低下)より下落幅が狭まった。5月の中国輸出成長率は予想を下回り、これは米国向け出荷の急減の影響である。
先週金曜、ウォール街の主要3指数はいずれも急騰した。非農業雇用統計が予想より良かったことで投資家心理が改善した。
米労働統計局は6日、5月の米国雇用者数が13万9,000人増と報告。これはダウ・ジョーンズがまとめたエコノミスト予想の12万5,000人を上回った。
今週は11日に5月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。エコノミストは、米企業が関税を製品価格に反映し始めたため、5月のCPI上昇率は月間0.3%、年間2.5%上昇したと予想している。特に変動の大きい食品・エネルギーを除くコア商品・サービス価格は5月に0.3%上がり、年2.9%と4か月ぶりの高い伸びが見込まれている。
SMBCアジア・マクロ戦略責任者のジェフ・ンは、この日、市場が貿易協議や米経済への楽観論とカリフォルニアの不安要素の間で「見方が分かれている」と指摘した。
金は金曜に1.3%下落の後、1オンス3,311.65ドルで大きな変動なく取引されている。米国産原油は先週末に1.9%急騰後、1バレル64.54ドルで横ばいとなっている。
キム・ジョンア 客員記者 kja@hankyung.com

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