概要
- ニューヨーク市場のS&P500とナスダック指数は、それぞれ終値ベースで過去最高値を更新し上昇傾向を続けたと伝えた。
- 今週はFOMC定例会合や主なビッグテック決算発表、PCE物価指数など重要イベントが控えており、投資家の警戒感が高まったとした。
- エネルギーセクターは米国とEUの通商協定のおかげで堅調だったが、不動産・金融・公益など一部セクターは下落したと報じている。
テスラ・ナイキ、3%台上昇

ニューヨーク市場の主要3指数は横ばい圏でまちまちの展開となった。ビッグテック各社の決算発表や米連邦公開市場委員会(FOMC)定例会合などを控え、警戒感が働いたとみられる。
28日(現地時間)、ニューヨーク証券取引所(NYSE)ではダウ・ジョーンズ30種工業平均は前日比64.36ポイント(0.14%)下落の44,837.56で取引を終えた。S&P500は1.13ポイント(0.02%)上昇の6,389.77、ハイテク株中心のナスダック総合指数は70.27ポイント(0.33%)上昇の21,178.58でそれぞれ取引を終えた。
この日、S&P500とナスダック指数は再び終値ベースで最高記録を更新した。S&P500とナスダック指数はそれぞれ6営業日連続、4営業日連続の上昇となっている。
ニューヨーク市場は序盤、米国と欧州連合(EU)の通商協定締結や米中関税休戦延長の可能性を受けておおむね堅調に推移した。後場に入ると「ビッグウィーク」への警戒感が強まり、上昇分を返す展開となった。
マイクロソフト・メタ・プラットフォームズ・アップル・アマゾンなどビッグテックの決算発表が目前に迫る中、29日から2日間行われるFOMC定例会合の結果にも投資家の関心が集まっている。
そのほか今週は個人消費支出(PCE)物価指数、7月雇用統計など重要な経済指標が発表される予定だ。
モルガン・スタンレーE*TRADEのクリス・ラーキン トレーディング部門責任者は、「市場は今週、今年最も忙しい一週間を迎えそうだ」と述べ、「短期的に(株式市場)のモメンタム(勢い)の行方を左右しかねない」と分析した。
さらに、最近S&P500やナスダック指数が連日史上最高値を更新していることへの警戒感も影響した模様だ。過去5営業日連続で上昇していたS&P500は、この日場中に史上初めて6,400を突破したが、警戒感が広がると下落に転じる場面もあった。
LPLフィナンシャルのアダム・ターンクイスト チーフテクニカルストラテジストは「5日連続の最高値更新後の過去のリターンを見ると、株価がさらに上昇する前に一時調整(小休止)に入る可能性を示唆している」と診断した。
セクター別ではエネルギー(1.15%)が最も高い上昇率を示した。EUが米国との通商協定に基づき3年間で米国産エネルギーを7,500億ドル購入することが影響した。
テクノロジーと消費財はそれぞれ0.77%、0.69%の上昇。一方、不動産(-1.75%)、金融(-0.67%)、公益(-1.05%)、ヘルスケア(-0.83%)、素材(-1.75%)などは下落した。
エヌビディアは1株あたり176ドルを超え、1.87%上昇した。テスラはサムスン電子と165億ドル規模のファウンドリー契約を締結したのを受け、3.02%急騰。
アマゾン(0.58%)とメタ・プラットフォームズ(0.69%)、アップル(0.08%)、マイクロソフト(-0.24%)、アルファベット(A株、-0.31%)などはそれぞれ方向が分かれた。ナイキ(ナイキB)はJPモルガンが「オーバーウェイト」見通しを示し3.89%急騰した。
不動産スタートアップで「ミーム株」として最近急騰していたオープンドア・テクノロジーズの株価は臨時株主総会を8月末に延期すると発表後、7.87%急落した。
液化天然ガス(LNG)輸出企業のシェニエール・エナジー・パートナーズはEUのエネルギー購入報道で1.38%上昇した。
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のフェドウォッチツールによると、Fed(米国中央銀行)が9月までに政策金利を0.25ポイント引き下げる確率は61.7%と織り込まれている。
シカゴ・オプション取引所(CBOE)の変動性指数(VIX)は0.10ポイント(0.67%)上昇し、15.03を記録した。
コ・ジョンサム ハンギョン・ドットコム記者 jsk@hankyung.com

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