[分析] "バイナンス発の売り圧力、ビットコインの短期弱気を主導"

最近ビットコイン(BTC)の短期的な弱含みの中心にバイナンス発の売り圧力があるという分析が出た。

16日(現地時間)CryptoQuantの著者はAvocado_onchainは "最近のオンチェーンデータはバイナンス発の売り圧力が市場を主導していることを明確に示している。コインベース・プレミアムとファンディングレート、成行の買い・売り比率はすべて一貫したシグナルを発している" と伝えた。

著者によればコインベース・プレミアムは最近プラス圏を維持していたが、ビットコイン価格はむしろ下落を続けた。これは米国内の買いの強まりよりもバイナンスでの売り圧力が市場をより大きく動かしたことを意味すると解釈される。またバイナンスのファンディングレートは4日連続でマイナス圏を維持しており、短期的な弱気心理を反映している。成行の買い・売り比率もここ1年で最も低い水準で、売り優位が鮮明な状況だ。

ただし著者は今回の調整が長期トレンドの転換につながる可能性は低いと見ている。彼は "ビットコインは依然としてオンチェーン上の主要な支持線を守っており、長期保有者の売りも限定的だ" とし、"長期的な観点では上昇余地はまだ残っている" と予想した。