概要
- ビットコインは、米国のインフレ指標の安定と空売り清算の拡大を受けて約4.5%上昇し、約9万5500ドルで取引されたと伝えた。
- 暗号資産市場全体で約5億8700万ドル規模のショートポジションの清算が発生し、このうちビットコイン関連の清算額は約2億9200万ドルと集計されたと明らかにした。
- 市場では、世界的な流動性と金融政策期待の変化が続く場合、ビットコインのボラティリティ拡大の可能性にも注目していると伝えた。

ビットコインは、米インフレ指標の安定と空売りの清算拡大を受け、2カ月ぶりの高値を付けた。
14日(現地時間)のDecryptの報道によると、ビットコインはこの日約4.5%上昇し、9万5500ドル近辺で取引され、昨年11月中旬以来の高水準となった。上昇局面では暗号資産市場全体で約5億8700万ドル規模のショートポジションが清算され、このうちビットコイン関連の清算額は約2億9200万ドルと集計された。
今回の上昇は、米国の12月消費者物価指数(CPI)の発表と重なった。12月CPIは前年同月比2.7%上昇し、市場予想と一致。コアCPIは2.6%だった。月次の上昇率も限定的にとどまり、ドルと米国債利回りは比較的安定した動きを見せた。
インフレ指標は、米連邦準備制度理事会(FRB)が短期的に政策金利を据え置く可能性を裏付けた。市場では、2026年下半期の利下げの可能性を残す見方が続いている。ドナルド・トランプ米大統領は、今回のインフレデータを根拠に、緩和的な金融政策の必要性に改めて言及した。
伝統的な金融市場はまちまちの展開となった。JPモルガン・チェースの決算不振を受けて金融株が軟調となり、ダウ平均を押し下げた一方、S&P500とナスダックは直近高値圏で限定的な動きにとどまった。銀行株の決算が、今回の決算シーズン序盤の流れを左右する様相だ。
市場では、マクロ環境の変化がビットコイン価格に直接的な影響を与えたとの分析が出ている。ビットワイズのリサーチ責任者ライアン・ラスムセンは、足元の世界的な通貨不安と政策リスクが投資家のビットコインに対する認識を改めて刺激したと説明した。
ビットコインはここ数週間レンジ相場で推移していたが、今週に入って上昇基調に転じた。市場では、世界的な流動性や金融政策への期待の変化が続けば、ボラティリティが拡大する可能性にも注目している。





