NATO事務総長「欧州の大半は約束履行」 対イラン戦争支持

出典
Korea Economic Daily

概要

  • マルク・ルッテNATO事務総長は、欧州の大半の国が 約束履行駐留拠点物資領空通過 などの面で支援してきたと明らかにした。
  • ルッテ事務総長は、NATO加盟国がトランプ大統領の対イラン 戦争 を支持しており、イランの 弾道ミサイル能力 の保有を阻止しなければならないとの立場を改めて示したと伝えた。
  • ルッテ事務総長は北朝鮮の事例に触れ、核能力 を確保した後は交渉が不可能になったと指摘し、イランの 核能力 保有はイスラエルにとって 実存的な脅威 になると述べた。

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トランプ氏の戦争支持、北朝鮮にも言及

「核保有後はもはや交渉できない」

写真:Shutterstock
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マルク・ルッテ北大西洋条約機構(NATO)事務総長は、ドナルド・トランプ米大統領がNATO加盟国に抱く失望に理解を示す一方、「こうした状況(イラン戦争)で欧州の大半の国は以前の約束を履行してきた」と訴えた。

ルッテ氏は7月8日、米CNNに出演し、トランプ氏がNATO加盟国は「試練にさらされ、失敗した」と不満を示してきたことへの見解を問われると、「一部はその通りだ」と応じた。そのうえで、トランプ氏の批判を一部受け入れながらも、欧州各国の対応を弁護した。

ルッテ氏は同日、ホワイトハウスでトランプ氏と非公開で会談した。NATOの一部加盟国に対するトランプ氏の不満を和らげるためだ。加盟国の一部が、イランと戦争状態にある米国またはイスラエルの航空機による領空通過を拒み、イランが封鎖したホルムズ海峡への軍艦派遣要請にも応じなかったため、トランプ氏はいら立ちを強めていた。

ルッテ氏は、トランプ氏と「率直で開かれた対話」を交わしたと明らかにし、トランプ氏がNATOへの失望感を示したと説明した。一方で、「欧州の大半の国が駐留拠点、物資、領空通過、約束の履行といった面で支援してきた事実を示すことができた」と語った。

ルッテ氏は、NATO加盟国がトランプ氏の対イラン戦争を支持しているとも説明した。「NATOは一貫して、核と弾道ミサイルの能力を弱めることが重要であり、イランにその二つの能力を決して持たせてはならないとの立場を取ってきた」と述べ、こうした考え方への支持は広く共有されていると強調した。

トランプ氏がイランの文明を破壊すると威嚇した際、外交官として不快感を覚えなかったかと問われると、ルッテ氏は「中東や欧州、世界全体に混乱を輸出するイランの能力を取り除くという点で、私は大統領を支持するし、欧州の大半も同様だ」と答えた。

さらに「イランはロシアによるウクライナ戦争を可能にしている主要因の一つだ」と指摘したうえで、「イランが核能力を手にすれば、イスラエルにとって実存的な脅威になる」と警告し、北朝鮮にも言及した。

ルッテ氏は「交渉によってそれ(核)をなくそうとするのは素晴らしいことだ。しかし、我々は北朝鮮についても常に分かっていた」と述べた。「交渉にはあまりに長い時間がかかり、結局は北朝鮮が核を手にした。そうなると、もはや交渉はできず、彼らはその力を持つことになった」と批判した。

今回の戦争でイランと中国の関係が強まることを懸念するかとの問いには、「こうした関係はすでに存在していたことを我々は知っている」と応じた。例としてウクライナ戦争を挙げ、「ロシア、北朝鮮、ベラルーシ、中国、イランが協力していることは分かっている」と説明した。さらに「インド太平洋、中東、そして欧州と大西洋の向こう側(北米)は、ますます相互に結びついている」と語った。

パク・スビン 韓経ドットコム記者 waterbean@hankyung.com

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