概要
- 米証券取引委員会(SEC)は、米国債市場で顧客向け クロスマージン を認め、市場の 流動性 拡大に乗り出した。
- 今回の措置により、ブローカーディーラーは顧客口座で米国債の 現物 と 先物ポジション を統合し、証拠金 を算定できるようになった。
- マーク・ウエダSEC委員は、今回の措置が国債清算体制の整備を前進させ、米国債市場 の 回復力 強化に寄与すると述べた。
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米証券取引委員会(SEC)は米国債市場で、顧客向けクロスマージンを認める措置を承認した。市場の流動性拡大につなげる狙いがある。
SECが5月15日に公表した内容によると、登録清算機関が扱う米国債の現物ポジションと、デリバティブ清算機関が扱う米国債先物ポジションの間で、顧客向けクロスマージンを認める条件付き免除命令を発効した。これにより、一定の条件を満たすブローカーディーラーは、顧客口座で現物と先物のポジションを一体で捉えて証拠金を算定できるようになる。
今回の命令は、商品先物取引委員会(CFTC)に先物取次業者(FCM)としても登録するブローカーディーラーが対象となる。清算機関とデリバティブ清算機関の双方に加盟していれば、顧客にクロスマージンサービスを提供できる。従来は清算会員だけがこの仕組みを利用できたが、今回の措置で対象は一般顧客まで広がった。
SECはあわせて、固定利付証券清算公社(FICC)が提出した規則変更案も承認した。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)と締結する第3次改定クロスマージン契約をFICC規則に反映する内容だ。これにより、両機関に加盟するブローカーディーラーは、顧客口座ベースでもクロスマージンを適用できるようになる。
マーク・ウエダSEC委員は、今回の措置について「国債清算体制の構築に向けたさらなる前進を意味する」と指摘した。市場の流動性を高め、米国債市場の回復力強化に寄与するとも述べた。
SECは今回の免除命令と規則承認の内容を連邦官報に掲載する予定で、関連するCFTCの措置も別途公表する計画だ。

YM Lee
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