概要
- ディファイ・ユナイテッドに約6万9642イーサリアム(ETH)が集まり、約1億6100万ドル規模になったと伝えた。
- 今回の救済案は、KelpDAOハッキングによる流動性危機と、Aaveの不良債権問題に対応する性格が強いと報じた。
- 主要プロトコルと個人参加者が共同で資金を集める構図が、DeFiのリスク対応モデルとして定着するか注目されるとした。
期間別予測トレンドレポート



分散型金融(DeFi)の主要な参加者が、Aave(アーベ)の救済案を巡って共同対応に乗り出した。KelpDAO(ケルプダオ)のハッキングをきっかけに表面化した流動性危機への対処の色合いが強い。
4月25日、オンチェーンデータ分析プラットフォームのLookonchain(ルックオンチェーン)によると、「DeFi United(ディファイ・ユナイテッド)」にはこれまでに計14のプロジェクトと個人の拠出者が参加した。公表された拠出額は約6万9642イーサリアム(ETH)で、約1億6100万ドルに相当する。
主な参加者では、Mantle(マントル)が3万ETHの拠出を提案し、最大の拠出者となった。Aave DAO(アーベDAO)は2万5000ETH、共同創業者のスタニ・クレチョフ氏は個人として5000ETHの支援意向を示した。このほか、Ether.fi(イーサファイ)、Lido(リド)、Golem Foundation(ゴーレム財団)など主要なDeFiプロジェクトも加わった。一部は投票を控え、一部はすでに確定している。
今回の対応は、最近のKelpDAOハッキングの余波と直結する。KelpDAOはこれに先立ち、クロスチェーンブリッジの脆弱性を突いた攻撃で約2億9200万ドルの被害を受けた。被害額は約11万6500rsETHに相当する。攻撃者は担保のない偽造rsETHを大量に発行した後、これをAaveに担保として預け入れ、正常な資産を借り出して持ち去ったとされる。
この過程でAaveは大規模な不良債権を抱え、流動性危機に直面した。総預かり資産(TVL)も急減し、300億ドルを下回った。
市場では、今回の救済案をDeFi生態系内でシステムリスクの拡大を遮断するための緊急対応と受け止めている。主要プロトコルと個人参加者が共同で資金を積み上げる枠組みが、今後のDeFiリスク対応モデルにつながるかが焦点となる。

Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.





