コインベース、AIエージェントが暗号資産決済の中核需要に浮上

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Minseung Kang

期間別予測トレンドレポート

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写真:Piotr Swat/Shutterstock
写真:Piotr Swat/Shutterstock

人工知能(AI)エージェントの普及が、暗号資産決済インフラの需要を押し上げそうだ。利用者が意識しないまま決済が機能する「見えない統合」が広がり、採用も自然に進むとの見方を示した。

4月25日に暗号資産専門メディアのコインデスクが伝えたインタビューで、コインベースのジェシー・ポラック氏は「AIエージェントが急速に自律性を高めるなか、自ら決済を実行できる仕組みが必要になっている」と語った。

同氏は「エージェントはソフトウエアとして定義され、動く。だからこそ、貨幣もソフトウエアの形を求める」と指摘した。暗号資産ベースの決済は、こうした要請に最も適したインフラだという。

こうした流れは「エージェントベース決済」につながっている。AIシステムがデータへのアクセスや計算資源、旅行予約など様々なサービスを自ら購入する仕組みだ。

中核技術として挙がるのが、オープンソースの決済プロトコル「x402」だ。このプロトコルは、サブスクリプションや従来の決済システムを介さず、API呼び出しだけで決済を実行できるよう設計されている。

x402を通じた決済額はこれまでに約4800万ドルに達した。このうち約95%は、イーサリアムのレイヤー2ネットワーク「ベース(Base)」で処理されたという。AIサービスやデータプラットフォーム、旅行サービスなど幅広い分野で統合が広がっている。

同氏は長期的に、エージェントが人の介在なしにサービスを探し、購入するオープンな市場が形成されると見通した。「ソフトウエアがリアルタイムでサービスを見つけ、利用する仕組みが可能になる」と強調した。

一方、短期的には人間とAIの組み合わせが主な変化をもたらすとみる。「高い成果を上げる利用者ほど、AIエージェントを活用して生産性をさらに高めている」と説明した。

暗号資産の普及のあり方についても触れた。同氏は「暗号資産は、もはや説明しなくても自然に使われる形で広がっていく」としたうえで、「利用者がその存在を意識しない『見えないインフラ』として定着することが重要だ」と述べた。

Minseung Kang

Minseung Kang

minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.
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