概要
- NH投資証券は今週、KOSPI指数が6900〜7800の範囲で推移するとし、業績モメンタムが上昇を支えていると明らかにした。
- 研究員らは、半導体、電力機器など既存の主導株を中核ポジションとして維持しつつ、ソフトウエア、製薬・バイオなど業績対比で割安な業種の反発可能性に言及し、ポートフォリオ拡大が有効だと説明した。
- 専門家は、米国のCPIと米中首脳会談の結果次第で、金融市場のリスク選好とKOSPIのバリュエーション正常化に基づく追加上昇余地が左右されるとみている。
期間別予測トレンドレポート


NH投資証券は今週のKOSPIの予想レンジを6900〜7800とした。

韓国株式市場では、前週にKOSPIが7000の大台に乗せた流れを引き継ぎ、5月11日から5月15日にかけても業績モメンタムが指数上昇を支えるとの見方が強い。
NH投資証券は5月10日、今週のKOSPIが6900〜7800の範囲で推移するとの見通しを示した。同社のナ・ジョンファン研究員は、株価指数は短期的に急騰したものの、足元の上昇は業績予想の上方修正に基づく動きだと分析した。
ナ研究員は、2026年のKOSPI上場企業の当期純利益予想が698兆9000億ウォン(約76兆9000億円)に達すると説明した。うち半導体は481兆3000億ウォン(約53兆円)で、年初比252%上方修正された。半導体を除く業種の合算純利益も217兆6000億ウォン(約23兆9000億円)となり、年初比12.5%引き上げられたという。
同期間の業種別では、エネルギー(80.5%)、商社・資本財(78.6%)、非鉄・木材(57.4%)、証券(32.3%)、ITハードウエア(30.0%)で業績見通しの上方修正が目立った。ナ研究員は、半導体や電力機器といった既存の主導株を中核に据えつつ、業績上方修正が本格化する業種内の優良株へポートフォリオを広げる戦略が有効だと助言した。
デシン証券のイ・ギョンミン研究員は、半導体主導の急速な利益成長を背景に、バリュエーションの正常化局面が進んでいると指摘した。KOSPIが過去最高値を更新しているにもかかわらず、先行PERは7.66倍にとどまると説明した。
イ研究員は、PER8倍なら7822ポイント、9倍なら8800ポイントになると試算した。短期的な上下はあり得るものの、KOSPIはバリュエーション正常化だけでも8000台後半まで上昇余地があると評価した。
物色の循環が続くとの分析もある。イ研究員は、月初の急騰後、KOSPIが値動きを調整する過程で半導体の急騰が一服する一方、循環物色が広がったと説明した。とくに業績に比べて割安なソフトウエアや製薬・バイオは、債券金利が安定すれば、価格面とバリュエーション面の妙味を手掛かりに反発を試す可能性があるとみる。
決算シーズン後の追加上昇の勢いは、インフレが落ち着くかどうかに左右される見通しだ。5月12日には、米国の4月のコア消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。市場予想の平均であるコンセンサスは、前年同月比2.7%上昇だ。
キウム証券のキム・ユミ研究員は、金融市場がすでに米インフレ率の鈍化遅れの可能性をかなり織り込んでいると指摘した。そのうえで、CPIが市場予想を大きく上回らなければ、金融市場への悪影響は限られるとの見方を示した。
5月14日から5月15日に予定される米中首脳会談も市場の関心を集めている。キム研究員は、トランプ第2期政権の発足後初の首脳会談となるため、貿易、技術、安全保障全般を巡る戦略的な交渉が進むとみる。
キム研究員は、イランを含む中東情勢を巡る両国の認識の違いや対応の方向性も議題となる可能性があると付け加えた。会談結果次第では、金融市場のリスク選好にも影響が及ぶとみている。
イ・ス 韓経ドットコム記者 2su@hankyung.com

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