期間別予測トレンドレポート



米国とイランの終戦交渉が続くなか、イランは米側提案への正式な回答を示していない。市場では、交渉が長引く可能性を意識した見方が広がっている。
トランプ米大統領は5月10日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、イランの軍艦やドローンが破壊される様子を描いたAI(人工知能)生成とみられる画像を相次いで投稿した。米国が交渉と並行して軍事面の圧力も強めているとの受け止めが市場で広がっている。
トランプ大統領は5月9日、「イランから近く返答を受ける」と明らかにしていた。ただ、翌5月10日の時点でも双方は公式見解を示していない。足元ではホルムズ海峡周辺で武力衝突が続いているものの、両国は休戦状態は維持されているとの立場を示している。
米国とイランは、まず戦争終結を宣言したうえで、その後30日間の追加交渉でホルムズ海峡の開放、イラン核計画の制限、対イラン制裁の解除などを協議する案を検討しているとされる。
トランプ大統領はフランスのLCIテレビとのインタビューでも「ごく近く知らせを聞くことになる」と語ったと伝えられた。一方、イラン外務省は、米国の提案を検討中だとする従来の立場を維持している。
市場では、イランが時間を稼ぎながら交渉条件を自国に有利に運ぼうとしているとの見方もある。とりわけ、トランプ大統領が5月14〜15日に予定される米中首脳会談を前に交渉進展への期待を繰り返し強調する半面、イランはすでに休戦局面にあり、急いで譲歩する誘因は大きくないとの分析が出ている。
一方、米中央軍(CENTCOM)も、前月に始まった対イラン海上封鎖作戦の過程で、商船58隻を引き返させ、4隻を無力化したと明らかにした。

Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.





