コロンビアの年金運用会社、ビットコイン組み入れへ…長期分散戦略として限定導入
コロンビアの民間年金運用会社がビットコイン(BTC)への限定的な投資に乗り出す。年金資産の長期分散戦略の一環として、管理された形で暗号資産へのエクスポージャーを認める構想だ。 24日(現地時間)、クリプトノティシアによると、コロンビアの年金・退職金運用会社AFPプロテクシオン(Protección)は、ビットコインに間接的に投資できる新たなファンドの立ち上げを準備している。フアン・ダビド・コレア(Juan David Correa)プロテクシオンCEOは、現地メディアのバロラ・アナリティックとのインタビューでこの計画を正式に確認した。 このファンドはすべての加入者を対象とするものではない。投資家は個別相談を通じてリスク志向の評価を受け、基準を満たした場合にのみ、ポートフォリオの一部をビットコインに配分できる。コレアCEOは「最も重要な要素は分散だ」と述べ、短期の投機目的ではないことを強調した。 今回のプロテクシオンの決定は、コロンビアの年金市場におけるビットコイン受容の流れの延長線上にある。これに先立ち、スカンディア(Skandia)の年金運用会社が2025年9月にビットコインのエクスポージャー商品を披露しており、プロテクシオンはこうした動きに踏み出す2社目の大手年金会社となる。 プロテクシオンはコロンビアで2番目に大きい年金運用会社で、強制・任意年金および退職金を含め約850万人の顧客を抱える。運用資産規模は220兆ペソを上回るとされる。ただし、今回のビットコインファンドは大規模な強制年金ではなく、任意投資と個別のカスタマイズ配分に限定される。 専門家は、今回の措置をコロンビアの年金制度の構造転換とみなすのは難しいと評価している。ただ、伝統資産中心の年金運用の枠組みの中で、長期分散を前提とした暗号資産の組み入れが段階的に拡大していることを示すシグナルと解釈されている。
